開発用語集

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あ行

API(エーピーアイ)

Application Programming Interfaceの略。異なるソフトウェア同士が情報をやり取りするための仕組み。例えば、天気予報アプリが気象庁のデータを取得する際に使用される。

アルゴリズム

問題を解決するための手順や方法。料理のレシピのように、コンピューターに「何をどの順番で行うか」を指示する。

IDE(統合開発環境)

Integrated Development Environmentの略。プログラムを書く、テストする、デバッグするなどの作業を一つのソフトウェアで行える環境。Visual Studio CodeやIntelliJ IDEAなどが代表例。

インスタンス

クラスから作られた具体的なオブジェクト。設計図(クラス)から作られた実際の製品のようなもの。

インデント

コードの行頭に空白やタブを入れて、プログラムの構造を見やすくすること。階層構造を表現する際に重要。

エラー

プログラムの実行中に発生する問題。構文エラー、実行時エラー、論理エラーなどの種類がある。

オブジェクト指向

プログラムをオブジェクト(物体)の集合として捉える考え方。現実世界の物事をモデル化してプログラムを作成する手法。

オープンソース

ソースコードが公開されており、誰でも自由に使用、修正、配布できるソフトウェア。LinuxやPythonなどが有名。

か行

関数

特定の処理をまとめて名前を付けたもの。材料を入れると料理が出てくる調理器具のように、入力を与えると処理結果を返す。

キャッシュ

一度取得したデータを一時的に保存しておくこと。再度同じデータが必要になった時に高速でアクセスできる。

クラス

オブジェクト指向プログラミングで、データと処理をまとめて定義したもの。設計図や型のような役割を果たす。

クラウド

インターネット経由でコンピューターリソースやサービスを利用すること。AWS、Google Cloud、Azureなどが代表例。

コメント

プログラム中に書く説明文。実行には影響しないが、コードの理解を助ける重要な要素。

コンパイル

人間が書いたプログラムを、コンピューターが理解できる機械語に変換する処理。

変数

データを一時的に保存する箱のようなもの。名前を付けてデータを格納し、後で参照や変更ができる。

配列

複数のデータを順番に並べて管理するデータ構造。本棚に本を順番に並べるように、データを整理して保存する。

Git(ギット)

プログラムのバージョン管理システム。ファイルの変更履歴を記録し、複数人での開発を効率的に行える。

GitHub(ギットハブ)

Gitを使ったプロジェクトをオンラインで管理・共有できるサービス。開発者のSNSのような役割も果たす。

さ行

CSS(シーエスエス)

Cascading Style Sheetsの略。HTMLで作成されたWebページの見た目やレイアウトを指定する言語。

CRUD(クラッド)

Create(作成)、Read(読み取り)、Update(更新)、Delete(削除)の略。データベース操作の基本的な4つの機能。

SQL(エスキューエル)

Structured Query Languageの略。データベースからデータを取得、追加、更新、削除するための言語。

SaaS(サース)

Software as a Serviceの略。インターネット経由でソフトウェアを利用するサービス形態。GoogleドライブやSalesforceなどが例。

スクリプト

比較的簡単な処理を自動化するためのプログラム。シェルスクリプトやPythonスクリプトなどがある。

セキュリティ

システムや情報を不正アクセスや攻撃から守ること。暗号化、認証、アクセス制御などの技術を使用。

サーバー

他のコンピューター(クライアント)にサービスやデータを提供するコンピューター。Webサイトのデータを保存・配信する役割を担う。

ソースコード

プログラムの元となる、人間が理解できる形で書かれた命令文の集合。

た行

データベース

大量のデータを効率的に保存、管理、検索できるシステム。図書館の蔵書管理システムのようなもの。

データ型

変数に格納できるデータの種類。整数、小数、文字列、真偽値などがある。

ドキュメント

プログラムの仕様や使い方を説明した文書。コードを理解し、保守するために重要。

ドメイン

インターネット上の住所のようなもの。「google.com」や「github.com」など、Webサイトを特定するための名前。

テスト

プログラムが正しく動作するかを確認する作業。バグを発見し、品質を保つために重要。

テスト駆動開発(TDD)

先にテストを書いてから実装するソフトウェア開発手法。品質の高いコードを効率的に作成できる。

デバッグ

プログラムの不具合(バグ)を見つけて修正する作業。虫眼鏡で細かい部分を調べるように、コードを詳しく調査する。

デプロイ

開発したアプリケーションを本番環境に配置し、実際に使用可能な状態にすること。

な行

2進数

0と1だけで数を表現する方法。コンピューターは電気のON/OFFで情報を処理するため、この仕組みを使用する。

認証

ユーザーが本人であることを確認する仕組み。パスワード、二要素認証、生体認証などがある。

ネットワーク

複数のコンピューターを接続して情報をやり取りする仕組み。インターネットは世界最大のネットワーク。

は行

HTML(エイチティーエムエル)

HyperText Markup Languageの略。Webページの構造や内容を記述するマークアップ言語。

パッケージ

関連する機能をまとめたプログラムの集合。npmパッケージやPythonパッケージなど、再利用可能な形で配布される。

パスワード

システムやアカウントにアクセスするための秘密の文字列。セキュリティの基本的な仕組み。

バージョン管理

ファイルやプロジェクトの変更履歴を記録・管理すること。間違いを修正したり、過去の状態に戻したりできる。

バックアップ

大切なデータを別の場所に複製して保存すること。災害やシステム障害に備える重要な作業。

バグ

プログラムの不具合や誤り。予期しない動作や、プログラムが停止する原因となる。

フロントエンド

ユーザーが直接操作する部分。Webサイトの画面やスマートフォンアプリの操作画面など。

バックエンド

ユーザーからは見えない、システムの裏側で動作する部分。データベースやサーバーの処理など。

フレームワーク

アプリケーション開発を効率化するための基盤となるソフトウェア。家を建てる際の基礎工事のように、開発の土台を提供する。

プログラミング言語

コンピューターに指示を出すための言語。Python、Java、JavaScriptなど多くの種類がある。

プロトコル

コンピューター同士が通信する際の約束事やルール。HTTP、FTP、SMTPなどがある。

ブラウザ

WebページやWebアプリケーションを表示するソフトウェア。Chrome、Firefox、Safariなどが代表例。

ま行

マークアップ言語

文書の構造や意味を記述するための言語。HTMLやXMLなどがある。文章に見出しや段落などの意味を付与する。

メソッド

オブジェクト指向プログラミングで、クラス内で定義される関数。オブジェクトが実行できる動作や処理。

モジュール

機能ごとに分割されたプログラムの部品。他のプログラムから呼び出して再利用できる。

や行

UI(ユーアイ)

User Interfaceの略。ユーザーがソフトウェアを操作するための画面や仕組み。ボタンやメニューなどの見た目の部分。

UX(ユーエックス)

User Experienceの略。ユーザーがソフトウェアを使用する際の全体的な体験や満足度。

ら行

ライブラリ

よく使われる機能をまとめて再利用可能にしたプログラムの集合。料理の素のように、開発を効率化する。

ランタイム

プログラムが実際に実行される環境や時点。実行時エラーは、このランタイムで発生する問題。

リファクタリング

プログラムの動作を変えずに、コードの構造や可読性を改善すること。建物の内装を改装するような作業。

リポジトリ

プロジェクトのファイルや変更履歴を保存する場所。Gitで管理されるプロジェクトの保管庫。

レスポンシブデザイン

パソコン、タブレット、スマートフォンなど、様々な画面サイズに対応するWebデザイン手法。

ローカル

自分のコンピューター内の環境。リモート(遠隔地)の対義語。

ログ

システムやアプリケーションの動作履歴を記録したファイル。問題の調査や分析に使用される。

ループ

同じ処理を繰り返し実行すること。for文やwhile文などがある。洗濯機が同じ動作を繰り返すように、プログラムでも反復処理を行う。

わ行

Webアプリケーション

インターネット上で動作するアプリケーション。ブラウザを通じて使用できるため、特別なソフトウェアをインストールせずに利用可能。

ワークフロー

作業の流れや手順。開発プロセスやCI/CDパイプラインなど、効率的な作業のための仕組み。

英数字

HTTP(エイチティーティーピー)

HyperText Transfer Protocolの略。WebブラウザとWebサーバー間でデータをやり取りするための通信規則。

HTTPS(エイチティーティーピーエス)

HTTPの通信を暗号化して安全にしたもの。個人情報や重要なデータを保護する。

JSON(ジェイソン)

JavaScript Object Notationの略。データを構造化して記述するためのフォーマット。システム間でのデータ交換によく使用される。

MVC(エムブイシー)

Model-View-Controllerの略。アプリケーションを3つの役割に分けて設計するパターン。データ管理、表示、制御を分離することで保守性を向上させる。

NoSQL(ノーエスキューエル)

従来のリレーショナルデータベース以外のデータベースの総称。MongoDB、Redisなどがある。

ORM(オーアールエム)

Object-Relational Mappingの略。オブジェクト指向プログラミングとリレーショナルデータベースを橋渡しする技術。

OS(オーエス)

Operating Systemの略。コンピューターを動かすための基本ソフトウェア。Windows、macOS、Linuxなどがある。

REST(レスト)

REpresentational State Transferの略。WebサービスでAPIを設計する際の設計原則。

SDK(エスディーケー)

Software Development Kitの略。特定のプラットフォームやサービス向けのアプリケーション開発を支援するツール集。

SSH(エスエスエイチ)

Secure Shellの略。ネットワーク経由で安全にコンピューターを遠隔操作するためのプロトコル。

SSL/TLS(エスエスエル・ティーエルエス)

インターネット通信を暗号化するためのプロトコル。HTTPSの基盤技術。

URL(ユーアールエル)

Uniform Resource Locatorの略。インターネット上のWebページや情報の場所を示すアドレス。「https://example.com」のような形式。

XML(エックスエムエル)

eXtensible Markup Languageの略。データの構造を記述するためのマークアップ言語。設定ファイルやデータ交換に使用。


この用語集は初心者の学習を支援するために作成しています。より詳しい情報が必要な場合は、各用語について個別に調べることをお勧めします。